インド日記 ニューデリー2月3日〜2月4日

翌朝、昼過ぎに起きた。日の差し込まない僕の部屋は昼なのか夜なのかわからない。ただ、ひたすら寒かった。
起きてから、僕は印度に居ることを再認識した。軽く項垂れた。

ぶっ壊れたシャワーヘッドから出る生ぬるい水は、僕をある程度はリフレッシュさせた。
ひげを剃り、歯を磨き、コーラとプロテインを飲み荷造りをした。僕の、リュックの中では
ポカリスェットの粉まみれになっていた。くそ、もっと印度が嫌いになった。くそくそうんこー

フロントに行くと笑顔で見送る支配人らしきインド人。チェックアウトで揉めている欧米人を片目に、「ああ、僕はやっぱりなにか嵌められているって再認識した」

ドアマンの、爺にニューデリー駅の場所を聞いた。チップで2ルピー払った。日本円で6円。彼は微笑んだ。僕たちは握手をして別れた。

インド人とぶつかり揉める僕。欧米人に駅を聞かれさっぱりわからんと僕。重い荷物が肩を麻痺させ、凸凹の道は僕の足を窒息させた。どの位歩いただろう?二ューデリー駅到着。キタナイ。それは、何かよくわから歴史的建物の気がした。

地球の歩き方の通り、パックパックをしょってる僕に、まるで蟷螂の屍骸に蟻の如く群がる客引き。ああぁぁぁぁ。
僕は、このときまともに対応していた「NO Thank you」たまに「シャラップ」くそ。地球の歩き方とバックパックを持っている僕は、鴨と葱とガスコンロを背負って来ている鍋だ。

地球の歩き方に書いてあるホテルに客引きと行くことにした。デラックスルーム500ルピー。僕の予算を軽くオーバー。くそ
「Cheap Room ,Cheap Room」僕の英語力のなさに涙が出そうになった。それでも、支配人は分かってくれた。300ルピーのシングルルームに泊まる事にした。なにか、英語で言ってたがさっぱり分からなかった。
パスポート出して、チェックイン。日本語のしゃべれるインド人に教えてもらいながらチェックイン。

どうやら、僕の部屋のボイラーがぶっ壊れているから交換するけど良いかってことだったらしい。3人のインド人が何か大声で怒鳴りながら僕の部屋をウロウロする。僕は、気にせずにベッドにねっころがりながらガイドブックを読みふける。インド人が「扇風機付けるか?日本人」「いや、いいわ。ありがとう」

僕は、メインバザールと言う、上野アメ横をもっと汚く、もっとでかくしたような、ゴミゴミしたところにホテルを取った。この街が気に入った。この、バザールが気に入った。話しかけてくるインド人。「どっから来た?名前は?親の名前は?彼女は?」
僕は、適当に答えた。オッケー案内するぜって事になった。ああ、これも何かの客引きだって思った。
僕はデリーの地理と印度が掴めてない。今日は搾取とだまされる経験をする日だって決めた。こいつは日本で顔を晒すって決めたけど。

なんか、ガンガン歩くインド人。像の神様ガネーシャ。なんか変な神の祠。適当にいろいろ案内された。僕は、写真を撮りながら歩いた。
お土産屋さんに案内された。見るだけ、見るだけって言われながら。中には、神様の像・象牙で作ったなんか変なやつお皿なんかがいっぱいある3階建ての建物。僕は、紅茶の葉っぱを買った。確か、400ルピーぐらいで。後で考えたら、くそ高い買い物(日本円で1200円)くそ

案内したから金くれって。ああ、印度ね、くそインド人。僕は、散々値切って5ルピー払った(日本円で15円)くそインド人。

僕は、自分の意思でホテルに向かった。違うこっちの道だっていうインド人。あほか。僕は、太陽が出ていると道に迷わないんだ。くそ
僕は、自分の意思でホテルに向かった。ついてくるインド人。「お前どこ行くんだ。」「ああ、ジャマー・マスジットだ」「OK、案内してやるよ」もう、面倒だ。だが今日はだまされる日って決めたから、僕は彼に任せることにした。

リクシャーの交渉から、何でもやってくれる彼。ああ、こうやって交渉すんのかって勉強になりますわ。
疾走するオートリクシャー、昼間の道は国道17号線皇居周辺に居る錯覚をしそうな整然とした道。
液化天然ガスのエンジンは甲高い音を出して疾走する。ドアなんて概念がない乗り物にも慣れた。
風は、砂埃と排気ガスのおかげでちっとも気持ちよくはない。空は、相変わらずスモッグがかかった薄曇の空。

ジャマーマスジット到着。ニューデリー最大のモスク。例えるなら、浅草の浅草寺のような感じだった。

所狭しと並ぶ商店。印度は、小売がメインの商売。やたら商売熱心な彼らからは、何かを学ぶべき点が多かった。

どうやら、印度の歴史的、観光的建造物に入るには、外国人料金と言う名の元にくそ高いお金を払わされるのが通例。

僕は裸足になり、いや裸足じゃなきゃ入れない神聖なるエリアに踏み込んだ。

沐浴するインド人。観光してりる欧米人とアジア人。僕はやっと観光客になれた。意外に面白い。石でよくこんなもん作ったなって思う。ああ、なんか僕はゲームか映画の中に居るような錯覚をする歴史的建造物。

彼に連れられ、神様の祠に。お金を払い、お祈りを。彼の行為を真似してやってみるが上手くいかない。
当たり前だ、僕は無神論者の日本人。ヒンドゥー教徒じゃ無い。この行為は、演技か唯のルーティンワークをまねしてるに過ぎない行為。
何も生みやしないが、経験が今後の僕の人生において何か・・・。ああ、そんな大それた事考えてなんていないよ。ただ、流されていただけなんだ

待たせていたリクシャーに駐車代20ルピー払い、ラールキラーへ。別名レッドフォート。赤い城。でかい、彼らはデカイ建造物を作る事によって、自らの権力のアイデンティティーを民衆に示していた気がした。ああ、どの国でもそうか。歴史が証明してるよな。

さあ、こっから騙されコースが始まる。疾走するオートリクシャーは、ツーリストオフィスへ。窓には、DTTDCの文字これが示すのは政府観光局のオフィス。ああ、こんな汚いオフィスがDTTDCか。あほか

地球の歩き方の通り、偽の旅行代理店に入ることに。流暢な日本語でしゃべるインド人「なにか、困ったことはありますか」「なにもない」「どこ行きますか」「決めてない」「列車のチケットは必要ですか」「いらない」「OK Thunku you」

こんなやり取りを、3件の旅行代理店で繰り返す。不服そうな、偽ガイド。僕はいい加減面倒になってきた。
オートリクシャーを探す彼を尻目に、巻いてやることにした。

勝手に歩く僕、ダッシュで追いかけてくる彼。「どこ行くんだ?」「ああ、ホテルだ」「分かった。帰ろう」

僕と彼は、無言でメインバザールまで帰った。

「帰る前にチャイ屋に行こう」「OK」

僕と彼は、手をつないでチャイ屋に向かった。印度では、同姓であっても(男同士でも)親しい仲であれば手をつないで歩く文化。
この日は、ほとんど彼と僕は手を繋いで行動した。僕は、彼は僕のことを親友って思ってくれたのかと思っていた。

チャイ屋で、僕と彼はチャイとカレーパイとビスケットを食べた。インド人の少年店員が「どっから来た」「ああ、日本の東京だ」「こいつが、弟だって」紹介してくれた。僕たちは、握手を交わし、微笑んだ。

この日の、食事代は僕とインド人偽ガイド分を僕が全て払った。彼から奢られた物は、ガム1個。

ホテルの前で、「さあ、日本人今日のガイド料金だが1500ルピーだ」「はぁ!ファックオフ」ふざけんなって、日本語と英語を混ぜながら、ヒートアップする僕。だって、日本円で4500円だぜファック。

「OK日本人いくらなら払うんだ」僕は考えた。「50ルピー」引きつる顔のインド人「ノーノー50ルピーノー。1000ルピー」マジふざけんなって・・・・

結局200ルピー支払って、僕たちは握手をして別れた。たぶん、適正価格とはいえないお金を払ったんだろうなって思った。糞インド人、ジャパニーズマネーなめんじゃねーって思った。そして、その日は洗濯をして寝た。

アーグラー行きの列車のチケットを、ホテルのツーリストカウンターで取得し500ルピー支払った。信用していない僕は、駅で確認すべく歩いた。僕は、印度でやたら歩いた。1日8時間ぐらい歩く日もざらだった。

駅構内に入るところで、腕をつかまれなぜか外に出された。
「チケット見せろ」って、インド人。見せたら「このチケットはローカルだからだめだ、とりあえずこっちに来い」地球の歩き方に書いてあるトラブル例と、クシミ君から聞いた事がある手口とまったく一緒なのが面白かった。
「これ、どこで買った?」「ホテルのツーリストカウンターだ」「ああ、そこは以前捕まったぞ。お前も。このチケット使うと捕まるぞ」
「ファック・ユー」僕は、チケットを奪い返しシカトして駅を目指した。

駅の前で迷っていると、日本人大学生のアマグチさんが「すいません日本の方ですか」って声をかけてきた。

かれも、散々旅行代理店を連れまわされて、軟禁状態にされてもう自分で列車のチケットを取るしかないって駅に単身で来たとのこと。僕たちの目的が一致した。一緒に行動することにした。

アマグチさんは、旅行好き。今までアジアのいろんな国を回ってきたらしい。英語が堪能な彼。タイの大学に在学中の彼。
僕は、印度に来て初めて強気になった。英語は彼に任せて、僕はボディーガードと年上らしく経験値から行動を決定した。
どうも、英語がなまじ分かるとインド人に言いまわされるらしい。屁理屈では、彼らが8枚ぐらい上手だった。

Railway Reservaition Office を目指すと、ある場所を指差すインド人。僕たちはそれを信じてしまった。
インド人がガンガン入っていく入り口で腕を捕まれ、何か話すアマグチさんとインド人。
どうやら、オフィスはペンキを塗っていて今日はしまっているから、良い代理店を知ってるからついて来いって。
アマグチさんは、「じゃあ塗っている所を見たらお前のオフィスに行く」っていったら、インド人は「ああ明日からペンキ塗るんだった」
みたいなやり取りだって教えてくれた。僕は、もう面倒なんで突っ切ることにしましょうってアマグチさんに言った。
足の裏を蹴って来るインド人。日本なら、マジ鉄拳制裁だが、ここはインドだ。シカトして歩いた。力の限り腕を引っ張るインド人客引き。僕は、日本語で何か訳の分からないことを叫んだ。

入って行った所は、プラットフォームだった。ああ、これも嘘なんだ。指差したインド人も奴等の仲間。くそくそ

向かいから歩いてくる日本人女性2組。アマグチさんが声を掛けた。その女性たちはオフィスを知っているとの事。
僕たち2人は、彼女たちが神様に思えた。たぶん大学2年生とかじゃないだろうか?ああ、僕も困っている日本人がいたら積極的に助けてあげようって思った。

Resevation Officeに難なく到着。僕とアマグチさんは心からのありがとうを彼女たちに言い、オフィスに入った。

雑然とした外国人用オフィスには、アジア人2人と欧米人7人。

アマグチさんのチケットのとり方を僕は参考にしたいのでと、最後まで付き合うことにした。

紙に書いて、フロントに渡すとくだらない会話を、アマグチさんと係りのインド人が繰り広げながら難なくチケット入手。びっくりする位簡単だった。僕の、チケットも間違いないって事なんで一安心。

お互い明日の早朝の列車だったんで、駅に近い僕のホテルにアマグチさんが移動するって運びになった。夜も遅かったので、僕はアマグチさんのホテルまで同行して荷物をピックアップし、僕と同じホテルにチェックインした。

その夜、僕とアマグチさんは僕の行きつけのゴールデンカフェで夕飯を食った。オーストラリア人と相席だった。

アマグチさんの旅行体験と、印度の情報をお互いに交換して、アマグチさんはオーストラリア人とコミュニケーションをとり僕の事を、ヒーローだと紹介してくれた。僕は、英語を本当に勉強しようって思った。

荷造りを行い、明日の出発の準備をして眠った。やけにデリー最終日の眠りは深い眠りだった。

テーマ : インド - ジャンル : 海外情報

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